2006年05月02日

最も哀しい女は

私が、突然子供を失った時、通夜や葬式が終ると
ほとんど誰も尋ねてきてくれませんでした。
後で解ったのですが
子供を亡くした親にかける言葉がなかったというのです。
もし、私が第三者側だったら、多分私も同じだと思います。
[時薬]といって時くらいしか解決は出来ないかもしれません。
厳密に言えば時でさえ、悲しみを癒す事はできないでしょう。

でも、子供を亡くした女が一番哀しい女だとは思いません。


マリー・ローランサンの詩に「La Calmant(鎮静剤)」というのがあります。


      「鎮静剤」

  退屈した女よりも哀れなのは悲しい女
    悲しい女より哀れなのは
      不幸な女
  不幸な女よりも哀れなのは 
    病める女
  病める女よりも哀れなのは
    棄てられた女
  棄てられた女よりも哀れなのは 
    この世で一人ぽっちの女
  この世で一人ぽっちの女よりも哀れなのは
    遠ざけられた女
  遠ざけられた女よりも哀れなのは
    死んだ女
  死んだ女よりも哀れなのは
      忘れさられた女


もっとも哀しい女は忘れられた女なのです。
声をかけてもらえなかった女です。

また、犯罪を犯した子供の母親などほど、悲しい女は居ないと思います。
子供を亡くした女が一番哀しい女だとは思いません。
posted by トマト at 16:55 | Comment(11) | TrackBack(0) | こころ

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