2006年04月18日

悲哀の仕事

JR福知山線脱線事故からもうすぐ一年ですね。
ニュースによると、
大切な人を失った人がようやく現場を訪れたり、どの場所に座っていたのかを調べ始めたらしいです。
この人たちにとって、今まではどうしても、事故が信じられない事だったのです。


私たちが大切なものを失い、それを受け入れるまでには、
ある一定の過程を辿らなくてはならないそうです。
失うものは、大切な人の死だけではありません。
他人にはなんでもないことでも当人にとってかけがえの無いものの場合が含まれます。名誉や地位、お金や家、環境、そして体の一部又は全て(死)などです。

人間は自分を生かす為に次の段階の「認める」ことをしようとし、その後に悲しみに至ります。
そして最後に諦めて受け入れ再構築します。
これは心理学者のフロイトと言う人が創始者であるという「悲哀の仕事」と呼ばれている事だそうです。

「悲哀の仕事」は人によって、その必要時間が異なりますが大体1年から10年くらい掛かるそうです。

私たちが止めようと決めた「タバコ」も実は対象喪失に当たります。
タバコを吸わない人には信じられないでしょうが、本当に私たちは愛していました。タバコを失った心の穴は以外と大きいですよね。
タバコを失って悲しいと、自分の心に真っ向から立ち向かっていかないと
何時までも「悲哀の仕事」が終りません。
それを妨げているものの一つには逃げがあります。
他のもので誤魔化すこと、またそんなことは全く自分には辛くないと強がるなどです。

小此木啓吾先生の名著対象喪失―悲しむということ
によると、
辛くてもちゃんと見極めて認めて嘆き悲しみそして受け入れていかないといけないそうです。
「悲哀の仕事」が終らないままに放っておくと自分でもそれと解らないうちに心の奥底に蓄積されてしまうそうです。(うつ病など)


「悲哀の仕事」を完了させる方法のひとつは
  • 泣くです

  • タバコのことを思って泣くのでなくても、悲しいドラマなどで涙を流す事も有効だそうです。

    もう一つは
  • 「投影同一視」

  • これは同じようなことを背負った人に同情し共感し、悲しみの解決を助ける営みを通して、自分をも助ける。
    と言ったもので、私たちがBlogを通してやっている事は正にこれですよね。

    Blogがタバコを止めるのに役立っている訳はこんなところに有ったのですね。
    みなさん、これからもどうぞ宜しくお願い致します。ヾ(´▽`*)ゝ


    posted by トマト at 13:33 | Comment(6) | TrackBack(0) | タバコを吸わない
    この記事へのコメント
    こんにちは。
    > 投影同一視
    これは、本当に大切ですよね。同じような経験を持つ方と辛さを共有することで、本当に救われることがあると思います。また気づかされることもいっぱいあります。もちろん、同じような経験がない方でも、思いやりのある励ましなどをいただくと、立ち直るきっかけになりますよね。
    トマトさん、こちらこそ今後とも宜しくお願いします。
    Posted by サト at 2006年04月18日 16:24
    なぜか、コメントが入らないとさわいでいるようですが…
    Posted by ラッキー at 2006年04月18日 21:02
    「投影同一視」
    いい言葉です。
    Posted by ラッキー at 2006年04月18日 21:14
    サトさん
    おはようございます。「投影同一視」私もほんとにこれは私たちがやっていることだと、ドキッとしました。
    辛い時、顔も知らないBlogのお友だちのことを想いしのぐことが出来ます。
    本当にヾ(*~∀~*)ゞアリガトォーございます。


    ラッキーさん、
    コメントできない方がいらっしゃるんですか??
    調査します。

    「投影同一視」。。。そうなんですよ。
    相手を助けようとしているのに、自分も助かっているって良いですよね。
    これからも宜しくお願いします。


    Posted by トマト at 2006年04月19日 06:34
    福知山線事故。もう一年が経とうとしているんですね。早いものです。
    亡くなられた遺族の方は亡くなられた方の死を受け入れる事はいつかは出来るとしても、ふと何かの瞬間にを其の方を思い出して涙が出てきてしまったりする事もあるんでしょうね(;_;)
    哀しみにキリがないですね。。。
     あまり関係ないかもですが、家の近所では、7年前母子殺害の事件がありました。最近又良くテレビで取り上げられていますが。。。
    犯人の男は同じ地区に住んでいる男だったのですが、未だに何故そんな事したのか理解出来ません。
    一時の欲望の為に殺害された…そんな事考えるだけで、被害者の夫、家族、友人悔しさが痛いほど判ります。。。

    煙草が無い生活をいつかは受け入れなければならない…とても辛いことですが、被害者の遺族の事を考えたら煙草くらいで何言ってんだ!?って情けなくなります(――;

    処で此のコメントのアイコンですが、あたしが書いたらひよこが出るようになってるんですね!?それぞれキャラがあるんですか??可愛いですね(^_^
    Posted by よっち at 2006年04月19日 15:54
    よっちさん。こんばんは。
    アイコン、気に入っていただけたでしょうか?ヾ(´▽`*)ゝ ひよこでなくて何かお気に入りがありましたらお知らせくださいね。

    ところでよっちさんの家の近くで母子殺害の事件が有ったのですね。残された遺族にとって、恨んでも余りある出来事でしょうね。
    命はひとつ、再び帰らないのですよね。

    >煙草が無い生活をいつかは受け入れなければならない…とても辛いことですが。。。

    たかが煙草、されど煙草。やはり辛いです。
    でももし煙草が死んでしまった恋人だとしたら、泣いて泣いて最後には諦めるしかないから、死んだと思うことにしようかと思っているの、

    辛いね、でも今までのことやり直すよりはましだと思って頑張りましょね。
    ガッチリ☆⌒(*^-゜)人(゜-^*)⌒☆ ウフッ
    Posted by トマト at 2006年04月19日 21:04
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