2006年04月04日

5.喪失感

ニコチンが体から抜けて行くのは3日くらいだそうです。
その後も少しは残っているのですが、一週間から一ヶ月ですっかり抜けていくそうです。
でもその後、ずっと、吸いたくなる時が有るそうです。
その一つは、私が体験したように、無意識に脳が覚えているんでしょうね。
もう一つは、大切なものを失った喪失感です。
喪失感は、誤魔化せるものではありません。
誤魔化して蓋をしたつもりでも、心の奥に残りうつ病のような感じになってしまします。

みなさんはフランダースの犬という話をご存知でしょうね。
主人公ネロは両親がいなくておじいさんと暮らしていました。
地主の家のアロアと言う幼馴染がいましたよね。
年を経ておじいさんが亡くなり、ネロは一人で牛乳運びの仕事をしていました。
あるとき水車小屋が火事になって、無実のネロが疑いを掛けられました。そのために、生活の糧を得る為の仕事を失いました。
恋人となっていたアロアの両親から逢う事を禁じられてしまいます。
ネロはとても絵が上手でした。コンテストがあるので絵を出品することにしました。入選すれば賞金がもらえるのです。
そして、コンテストの発表があり、ネロは落選してしまいました。

ネロの失ったものをみてみますと、その数に驚きます。
先ず、おじいさんです。
次に仕事。信頼、恋人です。
最後に未来です。

人間はひとつずつ訪れる喪失にはなんとか耐える事が出来ます。でもこれだけ多くのものがいっぺんに訪れると生きていけないのだそうです。
ネロはもう生きる力が無かったのです。生きるためには希望や喜びなどがいかに必要かを物語っている話としても有名ですよね。

さて、タバコを失う事は、今までの私たちから、多くのものを奪っていきます。タバコがもたらしてくれたと信じていた事が、無くてもやっていけるようになるまで、喪失感に襲われます。
あー。こんなに眠いのはタバコを失ったからだわ。何も考える事もできない。何も手に付かない。それに便秘してるし、太ってきた。
たくさんのものを失ったような気がします。
気のせいかもしれません。実際には気のせいでしょう。
でも心が感じているかどうかということが重要なのです。

心がそう感じる限り、うつ状態になってしまいます。

専門のお医者さんに行かない場合は
一人でここを切り抜けなくてはならないのです。


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